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上嶋陽平(佐藤二朗)は、38歳から11年間ひきこもり生活を続け、3年前にようやく部屋から脱出した、いわば「ひきこもりサバイバー」だ。ひきこもり脱出後、地域の人々の力を借りて焼鳥屋を開業したものの、客とまともに話しもできず、社会復帰はまだ途上にあった。
そんな陽平が、ある市立中学校の非常勤講師を依頼される。校長の榊徹三(高橋克典)が、ひきこもりの経験者に不登校生徒を支援させたいと、陽平に白羽の矢を立てたのだ。スクールソーシャルワーカーの磯崎藍子(鈴木保奈美)や、若い教師・深野祥子(佐久間由衣)が、不登校生徒のための教室の運営に行き詰まる中、それは画期的なアイデアだった。陽平は、自分には荷が重すぎると固辞するも、たまたま出会った不登校児・奈々(鈴木梨央)を生き別れた一人娘と重ね合わせていた。揺れる陽平を「ひきこもり仲間」であるヨーダ(玉置玲央)、ひきこもり時代のサポーター・長嶺(半海一晃)、母・美津子(白石加代子)らが後押しし、ついに、教壇に立つことを決意するのだった…。
デビュー作が大ヒットした新人小説家の井町潤(24・女性)。
売れに売れたため、次回作へのプレッシャーから作品が書けなくなってしまう。
潤は東京の喧騒から逃れ、 行きついた先は、大阪と京都の間にある京阪電鉄の「ケーブル八幡宮山上駅」。
そこで、元料理人の創介(39)と小学生のこころ(女の子)と出会う。
潤は創介とこころが経営する民泊『きずな屋』に連れられ、長期滞在することに。
きずな屋で暮らし、創介やこころ、泊まりに来る客たちと触れ合うことで、次第に自らの心も成長し、
2作目を書くことに次第に前向きになっていくのであった。
本作は、某国の新米スパイを主人公とするアクションコメディ。一見ごく普通の家庭に見えるが娘・みなみ、父・俊夫、母・しのぶの全員がスパイという疑似家族の任務が描かれる。ある日、祖国から「ある企業が極秘に進める“新人工培養臓器の開発”に関するデータを入手せよ」という指令を受けた“一家”。みなみは開発を進める研究者の娘・晴夏の家庭教師として潜入を開始する。